哲学は英語では philosophy（フィロソフィー）といいます。この語源はギリシア語の φιλοσοφία （philosophía）であり、
もともとは「知を愛する」（loving knowledge）という意味の言葉です。
このため、「哲学とは何か」という問いに対しては今日でも「哲学とは知を愛する営みのことである」といった回答が多く採用されています。
わかりやすく言えば哲学は「真理を探究する知的営み」のことです。
世界の根源や本質を見極めるための知的探究的な取組み、および、その知的探究を方法的に進めるための学問です。

そして、哲学カフェは、マルク・ソーテという哲学者がフランスのパリでスタートした「話し合い」や「対話」の活動です。

この大阪梅田哲学カフェでは、メンバーが２０代～４０代が多いことから、「人生の目的は何か」や「社会的正義とは何か」といった高度に哲学的な内容を語り合うというよりも、「仕事観」「人生観」「恋愛観」など、もう少しカジュアルな話題でディスカッションを行うことが多いので、知識がなくても誰でも気軽に会話に参加できます。

いろんな人が集まって、好きな飲み物を飲みながら自由に特定のテーマについてディスカッションをしますので、終わったころには昨日の自分とは少し違った自分になっていることが実感できるでしょう。

哲学カフェでは、「特にルールはない！」というのが、いくら強調しても強調しすぎることはない一番大切なルールです。

ただ、哲学カフェでよく言われるルールはこんなことです。

①難しい哲学用語を使わない。

②人の話をさえぎらない。

③人格否定をしない。

この程度のことを守っていただければ、どんな考えであっても自由に言っていただいてかまいません。